金魚鉢

オタクって楽しい

朔間零という神さま

朔間零を見事に拗らせ続けているオタクの妄言

 

 

推しは自分のことをクロスロードで人間だって言う。化け物でもなければ神様でもなく。でも私は彼を神様だと思ってしまう。どうしようもなく私にとって彼は神様なのだとあんステを見ても思ってしまった。

 


神様ってなんだろうって考えたらそれこそ宗教のお話になってしまいそうだからしないけど、私にとって彼は全能の神様に見えてしまったのだ。

 


でもオペレッタを読むと少し、その解釈に疑問が生じた。

 


周りから見ればすぐにわかる彼へ向けられた大きなたくさんの感情を彼はきちんと受け取れていなかった。

普通の人であれば、少し考えたらわかるようなことを思い悩んでいた。そして彼は初めて自分の後輩へ悩みを相談した。

 


その姿を見て、私は朔間零がわからなくなった。

 


今までならそれよりももっともっと難しい問題でも簡単に解を求めてたじゃん。

卒業して考えることを辞めたの?それともたまには人に頼ったふりでもしておこうと思ったの?

 


正直、初見では「う~~ん解釈違いです」だった。公式に解釈違いとか本当にやめたほうがいいのはわかってる。一瞬ジャンル離れどきかなとまで思った。

 


でも、あんステDRの大千穐楽をライビュで見て、やっとオペレッタで感じた違和感を拭うことができた。

 


一幕で神様として荒れ果てた夢ノ咲学院を支える彼。

朔間零という支柱に対して、たくさんの感情が向けられていた。それはもちろん、晃牙くんからの大きな憧れであったり敬人の頼りたいという気持ちであったり。さらにはライブハウスにいる無数の群衆たちからの気持ち。

 


彼は昔から目立つ存在であったということは様々なストーリーで触れられている。きっとずっとずっと、普通の人の何倍もの他人の感情を幼い頃から浴びせられてきたのだろう。あたかもそれが当たり前かのように。それが当たり前なわけはないのに。でも彼にとってはそれが当たり前だったのだ。

 


だから神様たる振る舞いをしていた。でもそれは彼が神様であろうとしたわけではない。みんながそう望むから、望まれるまま人生を生きてきた。最初はきっとそれが神様の振る舞いだとすら気づいていなかったかもしれない。いつのまにか息苦しい世界になっていたのかもしれない。この辺は日々樹渉と似ているなと思う。喜ぶ顔が見たくて、道化になり続けた渉。人が望むものに合わせたかったんだろう。それは人間としてごく当然のはずなのに。

 


朔間零はきっと大衆の気持ちを理解することがとてもうまかったのだと思う。大衆がこう望むから。みんなに喜んでもらえたほうがいいと。

 


彼はたくさんの人間から感情を向けられることに慣れていた。そしてそれをまとめて受け取ることも。

 


学院で物知りの老人として生きていたときも、みんなからの感情をまとめて受け取っていた。それはもう彼に馴染んだ癖ようなものだったのかもしれない。

 


でも返礼祭で初めて、彼はひとりの人間からの感情を正面からぶつけられることになる。もちろん晃牙くんの言葉のこと。

 


これは少しだけ愚痴になってしまうけれど、あれ、イベント当時一部のオタクたちがすごく盛り上がってた。告白だ!!!って。まあわからんくもないけどさ、そんな恋愛感情だけに限定するのはどうなんかなって。別に恋愛が悪いとか思ってるわけじゃないし、BLマジ無理ですって話じゃないんだけど簡単に恋愛ってひとことで片付けていいのかって思ってしまった。もっと、その感情にはたくさんの、筆舌できないくらいの言葉がのらないかなって。

 


まあそんなことは個人の解釈なんで、わたしには関係ないんだと割り切ってるので大丈夫なんですけど。みんな違ってみんないい。

 


で、元の話に戻すと、あんなに真正面から感情を向けられたにもかかわらず、オペレッタ前半では、まだうまく感情を受け取ることができてないみたいな描写があった。

 


そして朔間一族の問題に周りを巻き込みたくない、同じ一族である弟にすら頼らないという頑固さを見せる。

 


羽風から、ちゃんとりつくんの気持ちを確認したかと問われてそのことに思い至る。

 


神のごとき振る舞いを抜くことができない朔間零というひとりの人間。

 


神さまは人間一人ひとりの感情を受け取ることはない。気まぐれで、人間1人に目を向けることはあるかもしれないけれど、基本的には神様はみんなのものであるからこそ神様なのだ。

 


わたしの推しはきっと、そういう神様たる振る舞いが当たり前になっていて、普通の人間が普通にできるひとりの感情を受け取る、ということがまだうまくできないのだ。

 


これからズ!!が始まる。

彼の衣装にチョーカーがついた。彼の衣装にチョーカーがついているのは人間だと訴えていたデッドマンズの頃だけだ。

 


それは何か意味があるのか。

 


とっても楽しみ。

 


途中から何書きたいのかわかんなくなったので終わります。

 


あとズ!!の時空だと推し成人するじゃん。飲み会やって~~~~!!お酒飲む推しが見てえ。